TOEICリスニング対策はパート3,4から始めると良いと思う理由とその学習方法

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皆さん、こんにちは。はたひとです。

TOEICのリスニングパート対策は何からはじめれば良いか、どうやったら良いか、迷うことがありませんか。

TOEICの勉強をしてきて思うのは、リスニングパートの点数を効率的にアップさせるには、パート3,4から対策を始めた方がよいということです。

今回は、そのように思う理由と、わたしが実践してきた具体的な学習方法について紹介したいと思います。

はたひと

1か月で50点以上もリスニングパートの点数を上げることができた手法も紹介します。

目次

パート3,4から対策してほしい理由

はてなの画像

わたしが、リスニングパート対策はまずパート3、4からと思う理由は以下3点です。

それぞれ解説していきます。

リスニングパートに占める問題数が多い

パート3,4は会話が1人か複数人でされている違いはありますが、出題形式がとてもよく似ています。そのため、わたしはパート3,4は同じ方法で勉強し、同じ方法で問題を解いています。

また、リスニングパートは100問ありますが、そのうちパート3,4は問題数が69問(56%あります。

同じ勉強方法、対策で得点できるパート3,4がリスニングパートのうち、半分以上あることが分かります。そのため、この2つのパートから対策をすれば、結果的にリスニングパートの点数を早く上げられます。

パート3,4対策でパート1,2の得点も上がる

パート3,4の勉強をしていれば、だんだんとリスニング力は上がってきます。

そうすれば、パート1,2用の学習をすることが前提ですが、パート3,4と同時に、パート1,2の得点も上がってきます。

短期間で点数を伸ばすための対策方法がある

TOEICの勉強をしてきて、パート3,4は短期間で点数を伸ばすための対策が存在すると感じています。一方で、パート1,2はパート3,4に比べて、すぐに効果が出るような方法はなく、こつこつと勉強するしかありませんでした。

これらのことから、リスニングパートの点数をすぐに上げたければ、パート3,4の対策が有効だと思っています。

パート3,4を解く時の2つのテクニック

ふたつのピースの写真

ここではパート3,4の正解率を上げるために、わたしが実践している2つのテクニックを紹介します。

それでは、順番に詳しく解説していきます。

この記事では、各問題で流れる会話やスピーチを「会話文」、会話文ごとに問われる3つの質問文を「設問」、1つの設問につき設定されている(A)(B)(C)(D)4つの英文を「選択肢」と表現しています。

設問と選択肢の違いについての説明

音声を聞く前に設問や選択肢からストーリーを予想する

設問と選択肢の例

パート3,4を解く時、設問や選択肢から音声を聞く前に流れてくる会話文をある程度予想しています。

例えば、上のような問題があったとします。この時3つの設問からストーリー予想をします。

予想される会話文の展開としては、「会話がどこで行われているかが話され(設問32より)」、「男性が何かに困っていると言い(設問33より)」、「その対策として何かをすると述べる(設問34より)」となります。

また、多くの問題を見ていると会話文と設問の組み合わせにいくつかのパターンがあることが分かります。すると、設問を3つ見たら、「あのパターンの会話が来るかも」と予想できるようにもなります。

このように会話文を予想するようになると、音声の一部を聞き逃しても予想したストーリーである程度、情報をカバーできるので、正解を選ぶ確率を高めることができます。

設問や選択肢を速読し、リスニングに集中する

パート3,4では、設問とそれぞれの4つの選択肢を読むスピードを上げると、同じリスニング力でも問題の正答率を劇的に向上させることができます。

その理由としては、今まで設問や選択肢を読んで理解するために使っていた集中力を会話文を聞くことに使うことができるためです。

音声を聞くための集中力を上げるだけで驚くくらい、会話文が聞き取れるようになります。

リスニング力を劇的に上げるには、地道に音声を聞く学習を繰り返す必要があり、成果が出るまでに時間がかかります。一方で、選択肢や設問の速読はすぐに効果が出るのでおすすめです。

はたひと

わたしは、設問と選択肢を読むスピードを上げるための練習をしたところ、1か月でリスニングが50点ほど上がりました

パート3、4の学習方法

勉強のイメージ画像

それでは、ここからわたしが実践してきたパート3,4の勉強方法について紹介していきます。

以下3つに分けて説明してきます。

それでは、順番に説明していきます。

準備編

TOEIC専用の問題集を用意する

TOEICテキストのイラスト

まず、TOEIC専用の問題集を用意しました。これは、TOEICの問題形式に慣れることと、会話の流れのパターンを頭にストックするためです。

わたしは、パート3,4専用の問題集を使っていましたが、全てのパートが掲載されている問題集でも良いと思います。解説がしっかりしており、ある程度問題数が多い問題集を使うようにしましょう。

以下にわたしが使っていた問題集を紹介します。問題数が豊富で解説がしっかりしており、さらに解き方のヒントがたくさん載っているのが良かったです。

分からないことを調べる

調べものをする人の画像

次に、問題集のパート3,4の部分をひと通り解いて、会話文の日本語訳や解説をすべて読み込みました。また、問題集に記載されている単語や文法について分からない部分は全て調べて、問題集に書き込みました。

このとき、書き込むだけで積極的に調べたことを覚えようとはしませんでした。1回調べて書き込むだけでは覚えられないと考えていたからです。

また、たまに調べても理解できない部分が出てくると思いますが、何回も学習しているうちに、分かるようになるので、この段階で完璧な理解を目指す必要はないと思います。

リスニング力向上のための勉強法

分からないことを一通り調べ終わったら、何回も問題集を解きました。特に自分が間違えやすい部分を重点的に解くようにしました。

また、問題集の音声をひたすら聞くように意識しました。とくに、家ではシャドーイングを実施していました。このようにして同じ英文を何回も聞いていると、英文を英文のままスムーズに聞き取れるようになってきます。

シャドーイング:英文の音声を聞きながら、ほぼ同時にその音声をまねして発音していく練習方法のこと。

問題集の全ての会話文をシャドーイングできるようになるまで聞きこむことが理想です。

リスニングに関しては、いろいろと時間を見つけて問題集の音源を聞いていました。以下に、忙しい方でもリスニングなどの時間をつくる方法について紹介しています。参考にしてみてください。

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テクニック習得のための勉強法

ここでは、先ほど紹介した「パート3,4を解く時の2つのテクニック」を身に付ける方法について紹介します。

「音声を聞く前に設問や選択肢からストーリーを予想する方法」の対策は以下の2つです。

「設問や選択肢を速読し、リスニングに集中する方法」の対策は以下の2つです。

それでは順番に説明していきます。まず、「音声を聞く前に設問や選択肢からストーリーを予想する方法」の対策2つになります。

パート3,4の会話文とその日本語訳を何回も読む

何回も読むことのイメージ図

まず、問題集に記載の会話文とその日本語訳を何回も読むことから始めました。小説を読むみたいにパラパラとすべての会話を読んでみると、いくつかのパターンで話が展開することが多いことに気づくと思います。

数回、問題集の会話文を読んだら今度は設問や選択肢についても読むようにします。そうすると、どういう設問の時に、どんな会話が展開されるか雰囲気が分かるようになります。

パート3,4の会話文を暗記してしまう

暗記したことを話す人のイメージ

わたしはさらに、問題集に載っているパート3,4の会話文を全て暗記してしまいました。覚えるまでに数か月かかりましたが、かなりリスニング力が上がったと思います。

自分で言える英文は聞くことができるようになります。こちらは、かなり大変なので、可能であればで良いですが、おすすめの方法になります。

次に、「設問や選択肢を速読し、リスニングに集中する方法」の対策2つについて解説します。

設問と選択肢を、見た瞬間に何が問われているか分かるようになるまで何回も読む

わたしは、設問と選択肢を一瞬で把握できるようになるため、問題集の設問部分と選択肢部分だけをひたすら読む訓練をしました。

この作業を問題集の全ての設問と選択肢に対して、読んだだけで一瞬で理解できるようになるまで繰り返しました。2週間くらいこの訓練を続けると、自分でも驚くくらい読むのが早くなるのを体感できると思います。

設問と選択肢の表現を覚える

設問と選択肢の表現方法を暗記してしまうのも効果的です。

TOEICパート3,4の設問と選択肢では、使われる単語は問題ごとに変わりますが、表現方法や聞きたいことは似たものが出題されることが多いです。そのため、設問や選択肢でよく使われる表現を覚えてしまえば、パッと見ただけで何が聞かれているか分かるようになります。

設問や選択肢を読むのに慣れていない場合と、覚えてしまった場合で、どのような違いが生じるか以下に解説します。

単語を1つずつ読んだ場合の説明

例えば、「Where do the speakers most likely work?」という設問があったとします。

設問に慣れていないと、「Where」+「do」+「the speakers」+…と1単語ずつ意味を理解していこうとします。これだと設問が何を聞いているのか理解するのに、だいぶ時間がかかってしまいます。

設問を暗記した場合の説明

しかし、この設問はよく問われるので意味を覚えていれば、「話し手達はどこで働いているか」と聞かれていることが一瞬で分かるようになります。

はたひと

このように、よく問われる設問や選択肢の表現と意味を覚えると読むスピードが非常に早くなります。

まとめ

今回は、TOEICリスニングパートは3,4から始めると良いと思う理由とその学習方法について紹介しました。

TOEICで高得点を目指すには、単語学習と各パートの対策が必要になってきます。以下に、単語の覚え方についてまとめた記事があります。良ければ参考にしてみてください。

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こちらは、TOEICパート別の攻略法になります。併せて参考にしてみてください。

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