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みなさん、こんにちは。はたひとです。
「英語を話せるようになりたい」、そんな時に思い浮かぶのが、オンライン英会話の利用ではないでしょうか。
確かに、英語の実力がある程度ついたひとには、オンライン英会話はとても有効な手段だと思います。
しかし、まったくの英語初心者がいきなりオンライン英会話を利用するのは個人的にはおすすめしません。
今回は、わたしがそう思う理由と初心者におすすめの英会話学習方法を紹介します。
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初心者にオンライン英会話をおすすめしない5つの理由
わたしも、学生時代に英語が話せるようになりたくて、オンライン英会話を始めたことがあります。
ただ、この時、英語の基礎が全くない状態だったので、たいして実力が付かず、時間とお金だけ消費してしましました。
わたしの実体験をもとに、英語初心者にオンライン英会話から始めない方がよい理由を5つ紹介させていただきます。
以下順番に説明していきます。
テキストが難しくて予習できない
オンライン英会話では、大抵の場合、予習するためのテキストがあります。
レベル別にテキストが分かれていますが、英単語力が足りなかったり、英文法が分からない場合、テキストをみても難しくて理解ができないことがあります。
はたひと初心者のころ、テキスト内容を理解するのにとても苦労した記憶があります。
テキスト内容がよく分からないまま英会話レッスンを受けると当然、得られるものが少ないです。
まず、英単語や文法について基礎レベルまで勉強していれば、テキストの予習でつまづくことはなかったと思います。
先生の言っていることが聞き取れない
英会話中に先生の言っていることが分からないのも、非常に困りました。
リスニングを全く勉強してこなかったため、単語は部分的に聞き取れても、何を言われているか全くわかりませんでした。
先生もわたしが理解していないことに気づいてゆっくり話してくれますが、そのぶん、30分の英会話レッスンの内容はうすいものになってしまいました。
今思えば、いろいろな英文を音源で聞くなどしてリスニング力を上げておけば、先生の言うことをもう少し理解できていたと思います。
言いたいことを言えないし、事前に調べようとしても正しい文章を作れない
英会話中に言いたいことが思い浮かんでも、どうやって表現したらよいか分からず、だまってしまうことが多かったです。
また、事前に言いたいことを調べようとするのですが、はたしてそれが文法的に正しいのか分からず、結局言いたいことを準備することもあまりできませんでした。
これも、まず正しいフレーズなどを最低限ストックすれば防げたと思っています。
変なクセがついてしまう
英会話を何回も受けていると、「～に住んでいる」とか「趣味は～です」など、毎回のレッスンで言う文章が出てきます。
このような文章を、まちがった表現で使い続けてクセになってしまったことがあります。クセになると、直すのが非常にたいへんです。
最初にこの表現が間違いだと気づいていれば、使わなかったと思います。基礎力がないまま適当に話しているとこのように、間違った表現がどんどん身についてしまう危険性があります。
オンライン英会話が苦痛で続かない
予習で時間がかかりすぎる、先生の言っていることが分からない、言いたいことが言えない、となると、だんだん英会話が嫌になってきます。
すると、英語自体も嫌になり、勉強をしなくなってしまいます。本当は、英語の勉強を継続することが英語を話せるようになるための一番の方法なのにです。
はたひとわたしはこの経験があって英語の勉強自体をやめてしまった経験があります。
最初に基礎力を上げることに取り組んでいれば、英語の勉強をやめることなく続けられ、今よりずっと英語が得意な状態になれていたのではないかと思ってしまいます。
オンライン英会話をはじめる目安
では、オンライン英会話を始めるにはどれくらいのレベルになっていれば良いのでしょうか。
ひとつの目安として、知っている単語数が800～1000語程度になってからでよいと思います。そう考える理由は次の通りです。
こちらの文献を参考にすると、日常会話については、1500~2000語使えれば、ある程度話せると考えても良いと思います。
ネイティブスピーカーが通常使う英単語は1500から2000語で、日常会話の半分は35語からなっているなどといった説もあります。
杉田 敏（2022）英語の新常識 インターナショナル新書
すると、1500～2000語を使えるようになる前に、まずこれらの単語の意味を知っている必要があります。
ただし、最初のころは必ずしもネイティブスピーカーレベルを狙う必要はなく、英会話を進めながら単語はだんだん覚えられます。
そのため、知っている単語が800～1000語程度になってからオンライン英会話を始めてみるのが良いと思います。
自分の単語力がどれくらい知るには、以下のサイトを利用してみるのが良いと思います。どれも無料になります。
- Weblio語彙力診断テスト(総合診断)：日本のサイト。選択肢形式
- Test your English vocabulary：海外サイト。知っている単語を自己申告する形式
日本語で分かりやすいのと、選択肢形式でより正確な実力が分かるので、1.のWeblioテストをおすすめします。
オンライン英会話を始めるには
まず英語の基礎力を身に付けることが必要だと思います。
以下の文献にもあるように、基礎力がないうちに、自己流で英会話を進めてしまうと、変なクセがついたり、学習効率が低くなってしまうことが考えられます。
学習者の外国語能力がまだ不十分なうちに無理に話させると、結局学習者は母語に頼って、その母語の文法に適当に第二言語の語彙をくっつけて、変な外国語をしゃべる、という危険性があります。
白井恭弘（2008） 外国語学習の科学 ー第二言語習得論とは何か 岩波新書
基礎力を強化するためには、以下2点の勉強に取り組むと良いです。
それぞれどのように勉強をすすめれば良いか紹介します。
単語力強化
単語は基本となる800～1000単語を覚えれば良いと思います。
800～1000単語覚えるには、単語帳を使うと効率的に単語力を伸ばすことができるでしょう。
単語帳は自分が使いやすそうだと思うものであればなんでも構いません。書店にいって自分で選んでみてください。
単語帳を選ぶのも、自分でスケジュールを立てて単語を覚えていくのも面倒くさいというひとは、後述するスタディサプリをおすすめします。
単語力については、定期的に先ほど紹介したサイト（Weblio語彙力診断テスト）などを用いて、自分の実力を測定してみると良いと思います。
こちらに、TOEIC用にはなりますが単語の覚え方についてまとめた記事があります。単語学習の参考になると思います。
文法力強化
文法力を強化するには、文法書と問題集を購入し、問題集を解きながら分からないことがあれば文法書で調べるスタイルが良いと思います。
文法書は大学受験用レベルのものであれば、なんでも良いと思います。大学受験用であれば、ほとんどの文法事項をカバーしているからです。
問題集については、自分のレベルに合ったものを選んでみてください。
たとえば、中学生レベルの文法に自信がなければ、中学生用の問題集を選んだり、ビジネス英会話が少し分かるなら、TOEIC用の問題集を選んでみても良いかもしれません。
以下にわたしが持っている文法書を紹介します。解説が分かりやすく、少しだけ文法問題もあるので、問題集を買わなくても文法事項をチェックできるのがおすすめです。
そもそも、英文法の基礎すら分からない、理解できるか不安というひとは、後述するスタディサプリの利用をおすすめします。
全くの初心者でも理解できる英文法解説動画がたくさんあるので、それを見てアプリ内の問題をとくのが、文法をマスターするのにいちばん効率的な方法だと思います。
基礎力がついたら
基礎力がついたら、さっそく英会話学習を始めましょう。英会話は長く続けた方が話せるようになるからです。
わたしはずっとオンライン英会話サービスとしてレアジョブを利用しています。
以下の記事では、わたしがオンライン英会話をするならレアジョブをおすすめする理由を紹介しています。参考にしてみてください。
■参考：レアジョブの公式ページ
独学での基礎力強化が不安なひと向けの学習方法
オンライン英会話を始めるまでに独学で基礎力をつけるのが難しいと感じるひともいると思います。
そんなひとは以下の方法が簡単でおすすめです。
以下に説明していきます。
英会話教室を利用する
勉強方法が分からないけど、最短で英語が話せるようになりたいなら、英会話教室を利用してみるのも良いと思います。
オンライン英会話に比べて、英会話教室はサポートが充実しており、この記事で紹介した5つの事態にならない可能性が高いからです。
とくに英会話教室がおすすめな理由は以下のとおりです。
- 担当してくれる先生が固定で自分の実力を把握してくれ、つねにレベルに合わせた授業をしてくれる
- 間違った表現をしていれば、変なクセがつく前に直してくれる
- 先生や専門のコンサルタントが、勉強の進め方を指示してくれるので、その通りに勉強すれば実力が伸びていく
はたひと英会話教室で基礎ができた後に、オンライン英会話にきりかえるのが、ひとつの方法だと思います。
英会話教室の中では、ベルリッツが良かったです。
いままで、わたしは英会話教室やオンライン英会話を5つほど利用してきました。先生の説明の分かりやすさ、自己学習の進め方のコーチングの点でよかったと思います。
教室の雰囲気を感じるのが大切だと思いますので、まず無料体験からやってみてはどうでしょうか。
英語学習アプリを利用する
英語学習アプリを利用するのも非常に効率的だと思います。
問題集などを買わなくてすみますし、勉強方法やスケジュールの立て方が全く分からなくてもアプリを進めていけば、自然に英語の基礎ができるようになるのがメリットだと思います。
わたしは、英会話能力を向上させたいと思っていたところ、ちょうど以下の文章を読んでスタサプを試してみることにしました。
「スタディサプリ」は高校生の受験対策用として利用者が多いが、社会人向けのビジネス英語コースもある。商談や企画発表会などの場面を設定したドラマ式レッスンで、通勤・帰宅時間などでも学べる。
江戸川春雄（2023） 英語と日本人ー挫折と希望の二〇〇年 ちくま新書
ゲーム感覚で進められますし、自分の苦手な部分が分かるので、勉強効率が上がりました。
レベル別に問題が設定されており、初心者がこのアプリで勉強するのはとても効率的だと思います。
はたひと単語学習も文法学習もこのアプリで全てできるので、おすすめです。
初回利用では、7日間無料体験ができ、解約も簡単にできるので、試してみてはいかがでしょうか。
＼ 7日間の無料体験ができる ／
・ビジネス英語用：スタディサプリEnglish ビジネス英語
・日常英会話用：スタディサプリENGLISH（新日常英会話コース）
まとめ
今回は、初心者にはオンライン英会話をおすすめしない5つの理由とおすすめの学習方法について紹介しました。
オンライン英会話は基礎力がある程度身についてから取り組むのがポイントだと思います。
基礎力を身に付けるまでに、英語の勉強が嫌になることがあると思います。その時は、以下の記事が参考になると思います。
英語の基礎力が身につき、オンライン英会話を利用するようになった時、何かと理由をつけてさぼってしまうことが出てくると思います。その対策をまとめた記事があるのでこちらも参考にしてみてください。
以下に本サイトで紹介した書籍のリンクを貼っておきます。英語の勉強法やモチベーション向上に役立つので、興味があれば読んでみると面白いと思います。
英語の新常識 インターナショナル新書 杉田敏 著（2022）
外国語学習の科学 ー第二言語習得論とは何か 岩波新書 白井恭弘 著（2008）
英語と日本人ー挫折と希望の二〇〇年 ちくま新書 江戸川春雄 著（2023）
